お見合いやデートで、
「何を話せばいいんだろう…」
と考えすぎてしまう方、いらっしゃいます。
沈黙しないように、
「次はこの話をしよう」
「趣味を聞いたら、仕事の話をして…」
と、頭の中で次々に話題を準備する。
もちろん、会話を続けようとする気持ちは大切です。
でも、実は会話って、
たくさんの話題を用意することよりも、お相手の言葉をちゃんと拾うことが大切なんです。
例えば、こんな会話
お相手が、
「休日はよくドライブしています」
と話したとします。
ここで、
「そうなんですね。趣味は何ですか?」
と、次の質問へ進んでしまう。
これでは、せっかく出てきた「ドライブ」という話題が終わってしまいます。
では、少し拾ってみましょう。
「ドライブがお好きなんですね。どの辺りに行かれるんですか?」
「最近どこか行かれました?」
「私も車で出かけるの好きなんです。景色がいいところって気持ちいいですよね」
こんなふうに、一つの言葉を少しだけ掘り下げる。
すると、
「最近は阿蘇に行きました」
↓
「阿蘇いいですよね」
↓
「実は温泉にも入って…」
↓
「温泉もお好きなんですね」
と、自然に話が続いていきます。
話題を探すのではなく、相手の言葉の中から次の話題を見つける。
これが「拾う」ということです。
もう一つ、こんな場面も
お相手が、
「最近、仕事がちょっと忙しくて…」
と話したとします。
ここで、
「そうなんですね。ところで休日は何をしていますか?」
と話を変えるのではなく、
「忙しいんですね。大変ですね」
「最近ずっと忙しいんですか?」
「お休みの日はちゃんと休めています?」
と、その言葉を少し受け止めてみる。
もしかすると、
「そうなんです。でも今月を乗り越えたら落ち着くんです」
と話してくれるかもしれません。
そこから、
「じゃあ、落ち着いたら何かしたいことあります?」
と次の話につながる。
会話は、こういう小さなキャッチボールなんです。
「質問」ばかりになっていませんか?
婚活では、
「会話を続けなきゃ!」
と頑張るあまり、
「どこに住んでいますか?」
「お仕事は?」
「休日は何していますか?」
「趣味は何ですか?」
「旅行は好きですか?」
と、質問が続いてしまうことがあります。
一生懸命なのは伝わります。
でも、お相手からすると、
「面接みたい…」
となってしまうことも。
質問をしたら、答えを聞く。
そして、すぐ次の質問へ行かずに、
「へぇ、そうなんですね」
だけではなく、
「それ、楽しそうですね」
「私もそれ好きです」
「それって、どんなところが好きなんですか?」
と、まず一度受け止めてみる。
質問 → 受け取る → 自分もちょっと話す → もう一度聞く
このくらいがちょうどいいんです。
会話力は「日常」で鍛えられる
「お見合いの時だけ会話を頑張ろう!」
と思っても、なかなか難しいものです。
会話力は、普段の生活の中でも少しずつ身につけることができます。
① 人の話を途中で結論づけない
「それって○○ってことでしょ?」
と、相手が話し終わる前に答えを決めてしまわない。
「そういうことなんだ」
「それからどうなったの?」
と、一度最後まで聞いてみる。
② 「へぇ~」で終わらせない
誰かが、
「昨日、映画を観てきた」
と言ったら、
「へぇ~」
だけで終わらせず、
「何を観たの?」
「どうだった?」
「どこが一番印象に残った?」
と、一つだけ聞いてみる。
「一つ拾う」習慣をつけるだけでも変わります。
③ 相手の言葉を繰り返してみる
例えば、
「最近、料理にハマってるんです」
と言われたら、
「料理にハマってるんですね!」
と、相手の言葉をそのまま返してみる。
これだけでも、
「ちゃんと聞いてくれている」
という安心感につながります。
その後に、
「何を作ることが多いんですか?」
と続ければ、自然な会話になります。
④ 自分の話を「少しだけ」足す
相手の話を聞くだけではなく、自分のことも少し伝える。
「私も料理好きなんです。最近は○○を作りました」
そして、
「○○さんは何を作ることが多いですか?」
と返す。
聞くだけでも、話すだけでもなく、キャッチボール。
これを意識してみてください。
⑤ 普段から「人」に興味を持つ
これが一番大切かもしれません。
「何を聞けばいいんだろう?」
と考える前に、
「この人はどんな人なんだろう?」
という気持ちを持つ。
興味があれば、
「それってどうして好きなんだろう?」
「どんな時に楽しいと感じるんだろう?」
と、自然に聞きたいことが出てきます。
会話上手=話題が豊富な人ではありません
会話が上手な人というと、
「面白い話ができる人」
「話題がたくさんある人」
と思いがちです。
でも婚活で大切なのは、必ずしもそうではありません。
「この人、ちゃんと私の話を聞いてくれているな」
と思ってもらえること。
そのためには、お相手が話してくれた言葉を流さないこと。
そして、自分の中で勝手に答えを決めつけないこと。
カウンセラーからひとこと
お見合いで、
「もっと話さなきゃ!」
と頑張りすぎなくて大丈夫です。
沈黙を恐れて、次から次へと話題を探さなくても大丈夫。
お相手が話してくれた言葉の中に、
次の会話のヒントはちゃんとあります。
だから、
「何を話そう?」
ではなく、
「今、この人は何を話してくれたんだろう?」
と考えてみてください。
そして今日から、日常生活でも
「相手の話を最後まで聞く」
「一つだけ質問する」
「相手の言葉を一つ拾う」
この3つを意識してみてください。
会話は、いきなり上手になるものではありません。
毎日の小さな積み重ねが、
お見合いやデートでの「自然な会話」につながっていきます。
婚活は、上手に話す競争ではありません。
「もっとこの人のことを知りたい」
その気持ちが、会話を一番自然にしてくれるのかもしれません。

